槍ヶ岳から奥穂高岳
大キレット、ジャンダルムという難所が有ると聞いたとき是非歩いて見たいと言う好奇心がわいた。登山歴の浅いことも顧みず、挑戦意欲が湧いた。1度目は赤沼千史ガイドの奥穂高岳からジャンダルム経由で西穂高岳へ行く企画に応募した。その計画は、涸沢小屋についたとき土砂降りの雨となり中止された。3回目はパワーゾーンの企画で新穂高から南岳~北穂高岳~奥穂高岳のコース出会ったが、南岳小屋に泊まった時台風の接近で大雨になり中止された。
ようやく遂行出来たのは、パワーゾーンのカタログで見つけた①上高地~槍ヶ岳~奥穂高岳のコースとその到着翌日に②奥穂高岳~西穂高岳のコースである。①は大キレット、②はジャンダルムを通過するコースである。
ガイドはパワーゾーンの大高氏でパーティーはガイドを覗き5名であった。1日目は上高地に集合した後槍沢ロッジまで行き宿泊、翌日カンカン照りの中を槍ヶ岳山荘まで行荷物をデポした後槍の穂先に登頂した。
途中バテながら歩いたが槍の穂先を間近にしたとき元気が湧いて歩いた。その後大喰岳、中岳、南岳と3,000mのピークを超えて南だけ小屋に泊まった。
翌日は大キレットに挑戦である。長い梯子を下り長谷川ピークを超えて飛騨泣きと言われる難所を通過した。飛騨泣きはちょっとスリルのあるところで有った。そこを超えるとほぼす直ではないかと思われる岩を上り北穂高岳に着いた。休憩後涸沢岳を経由し奥穂高岳小屋へ向かった。ここで①のコースは完了し、3名がここから下山することになった。
奥穂高岳~西穂高岳
新たに3名のメンバーが加わり6名で出発した。奥穂高の頂上に着き、馬の背と言う痩せ尾根へ出ようとしてガイドが安全について注意していたとき、大阪から来たと言うメンバーが全くの初心者であることがわかった。ガイドは驚いたが馬の背の両端にロープを春など何とかサポートしようと決心して出発した。
その後ジャンダルム、天狗の頭、天狗岩、間ノ岳を無事通過して西穂高岳に着いた。そこから西穂独標等十数カ所のピークを通過し、15時頃西穂山荘に到着した。そこで泊まる予定であったが、まだ明るかったので上高地まで下ることにして岳沢への道を急いだ。上高地で宿に向かい歩いていると人だかりがあり何事かと覗くと道ばたの窪みに小熊がいるのが見られた。小熊がいることは誓うに親熊がいると思われ心配があったが、何事も無かった。翌朝上高地の早朝の景色を見ることが出来た。