沖縄本島の旅

 2012年11月娘の企画で初めて沖縄本島の旅をした。
沖縄の那覇空港へは茨城空港から直行便が出ていた。沖縄本島内は最終日の首里城訪問以外ほとんどレンタカーで移動した。
 ホテルは恩納村の高級ホテルであったが、観光シーズンを外していたので、格安に連泊することができた。

ひめゆり平和祈念館と万座毛
 11月1日はひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館、平和祈念公園などを巡り、万座毛の夕日を見てホテルに入った。ひめゆり平和祈念資料館とひめゆりの塔は一度は訪れて沖縄戦の悲惨さを感じておくべきところだ。
 山崎豊子の「運命の人」を読むと、女子師範学校の生徒たちが、不毛な戦争の悲惨な犠牲になったことが証言されている。以前訪れた無言館と同じような感慨を覚えた。(写真左:ひめゆりの塔、下3枚は万座毛の風景と夕日)
 万座毛は断崖の景色、特に象の鼻の形をした岩が有名である。ススキのような枯草腹の先の海に沈む夕日が印象的だった。


マングローブ、古売利島、今帰仁城
(なきじんじょう)

 2日は本島の北をめざし、島のくびれた部分で、太平洋側へ横断し慶佐次川のマングローブを見に行った。川の両側は本島最大のマングローブ林でヒメルギという木が続いており、木道を歩いて見ることができる。川にはカヤックを楽しむたくさんの人が来ていた。

 (写真左から、慶佐次川、マングローブ、古売利島から見た本島側、今帰仁城(2枚))
 南下する途中全長約2kmの古売利大橋を渡り古売利島へ立ち寄った。紺碧の海の中に架けられた橋を渡ると星の形をした貝殻屑を見つけることができる美しい浜辺が広がっていた。また橋を戻り今帰仁城を訪ねた。今帰仁城は琉球統一前の役人の居城で、世界遺産に登録されている。その城を囲む石垣は美しい曲線を描いている。
此処の前で食べたそーきそばは格別であった。
夜、ホテルのアトラクションでエイサーの演奏があり指導を受けて踊った。

勝連城と首里城
 3日、本島中部の勝連城を訪ねた。豪族の居城だったが首里城主に破れ廃城になったとのこと、ここも世界遺産に登録されている。小高い丘の上に築城されており、優雅な石垣が残っている。宮城島へ渡る一部海中を通る大橋など展望がよいところである。

  (写真左から勝連城、首里城守礼門、琉球王の行列、行列を待つ籠、首里城内部)
 レンタカーを返し空港へ送ってもらった後、モノレールで世界遺産の首里城跡に復元された首里城公園を訪ねた。その日は首里城のお祭りの日で琉球王の行列を見ることができた。守礼門は期待したほどではなかったが、真紅に彩られた正殿や中の展示は見ごたえがあった。

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